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石田 祐介さんのUSCPA合格体験記

グローバルな環境に挑戦できる職場になり、再びUSCPAの受験を決意!

石田 祐介さん

USCPAを目指したきっかけを教えてください。

学生時代に一度挑戦して合格には至らず、就職後は業務が忙しくなり6年ほど経過しておりましたが、転職を契機にグローバルな環境に挑戦できる職場になり、勉強を奨励していたこともあり、再びUSCPAの受験を決意しました。

合格までの学習期間、実際の学習時間、具体的な学習方法を教えてください。

合格までの学習時間:11か月
1週間あたりの学習時間:平日1.5時間 休日5時間

【学習期間・学習時間等】
2016年5月から受講開始し、受験手続と並行して勉強を開始しました。
私は経理部に所属しており、四半期に一度の決算期以外はほぼ定時に帰ることが出来ましたので、自宅や近くのカフェで勉強しておりました。週末は、平均して5時間程度勉強を行いました。

また休日は、朝や夕方に趣味のトレイルランニングを行いリフレッシュとストレス発散にも努めておりました
(おかげで?フルマラソンの自己タイム更新やウルトラトレイルの完走もできました)。

【学習方法】
まずは佐々木先生の講義を、テキストを見ながら1倍速と1.5倍速でそれぞれ1回ずつ視聴しました。その後、過去問DBを何度も繰り返し解きました。また、私は地方に住んでおり、通勤時の車(片道40分程度)でオンライン講義を繰り返し流しておりました。そのため、講義の内容は佐々木先生の冗談も含めてほとんど暗記しました。

また、各科目のWileyの問題集も購入しましたがあまり見ることなく、過去問DBと受講生サイトにアップされている教材のみでほぼ合格までの知識量に達することができると思います。
試験一週間前からSIM問題を仕上げとして行い、試験でも類似問題が出題されておりましたのでオススメです。

講義の良かった点を教えてください。

オンライン講義と過去問DBです。これを繰り返すだけで合格できると思います。
また、ただの講義ではなく、佐々木先生の印象に残る強烈な内容の講義ですのでおもしろいです。

学習に一番時間がかかった科目は何ですか?

AUDです。
自宅の壁やトイレにReportを貼り付けて家の中でブツブツ唱えていました。Compilation、Review、Auditの各意見が記載されるパラグラフの位置を暗記しました。実際の試験でもSIMで出題されましたので、「待ってました!」と思いながら回答しました。結果的に一度の受験で合格できました。

試験直前時期の学習方法や、おすすめの学習方法があれば教えてください。

毎日繰り返し過去問DBを解くことが一番効果的と思います。試験直前にSIMの解説を解きました。これで全体の復習も含めてSIMのイメージが出来るので良かったと思います。

受験手続きサポートについてのご意見をお聞かせください。

大変感謝しています。何度も問い合わせを行い、そのたびに迅速な回答をもらいすべて解決しました。
とくに、日本受験として手続きした科目を、急きょ海外出張が決まり現地で受けることになった際に
NASBA/Prometric社に問い合わせしていただきすぐに解決できました。
また、合格後のライセンス手続きもサポートのおかげであっという間に終わりました。

各科目の試験の感想を教えてください。

FAR

最後に合格した科目です。
私の専攻科目であったため少し油断しており、2回受験しました(1回目73点Fail、2回目87点Pass)。

公会計・非営利法人会計とIFRSが結構出ます。これらを漏らさず勉強する必要があるなと感じました。
2回目の受験が試験制度の変更後となり(2017年4月)、合格発表まで4か月待つことになりました。4か月経つとすっかり勉強内容を忘れてしまうので合格できてよかったです。

REG

一番効率的に勉強した科目です。暗記する部分が多くありましたが、佐々木先生の印象的な講義を暗記し、過去問DBを繰り返し解きました。

REGは基本的な問題が多いように感じますので、暗記してしまえば他の科目より楽だったと思います。
結果的に他の科目より時間を割かずに、ギリギリの75点で合格。勉強の費用対効果の高い科目でした(笑)。

AUD

一番勉強した科目です。REGと同様に暗記の科目ですが、こちらは理論を意識して、監査手続きや監査意見の根拠が何なのかを考えながら勉強しました。
一番最初に受験した科目であり、十分勉強して試験に臨み、一発合格できました。

BEC

範囲が広い科目です。2回受験しました。1回目も手ごたえがあったのですが、68点でFailでした(WCやITが少し弱かったかもしれません)。
2回目はWCの「型」を復習し、IT問題を中心に過去問DBをひたすら解きました。
それほど深い知識は必要ありませんが、膨大な範囲の知識が必要なので油断は禁物です。
講義中、濱田先生もおっしゃっていましたが、問題を見てぱっと論点がわかると合格水準になると思います。

試験後の反省点、事前にやっておいた方がよいことがあれば教えてください。

4時間の耐久戦になりますので、集中力の維持の仕方やリラックスの方法等をイメージすると良いと思います。
また、試験制度変更後の15分間の休憩の使い方も考えておくと良いと思います。
あとは試験前には暴飲暴食を慎み、体調万全で試験に臨むことが大事だと思います。

試験会場と現地の印象を教えてください。

下記の3か所で受験しました。

【御茶ノ水Prometric】
3回受験しました。非常に混んでいますが、待合室からの眺めが良いですので、少しリラックスできます。

【大阪中津Prometric】
2回受験しました。待合室は割と静かな雰囲気ですが、周りにカフェ等が見当たらず勉強場所がありませんでした。

【カリフォルニア州立大学チコ校】
1回受験しました。CPAの受験が始まった時期から頻繁にアメリカ出張となり、出張期間の休暇の際に受験しました。スタッフの方は大学生と思います。
日本のPrometricとほぼ同じ対応でしたが、小さな電卓を貸してくれました。これは日本と違う点かもしれません。
また、受験後に、大学内を散歩したり、学食でランチを食べたりしておもしろかったです。
今となっては良い思い出ですが、出張中ホテルでひたすら勉強するのは少し辛かったです(笑)

合格後に仕事でどのように活用できましたか?
または、転職やキャリアアップにどのように役立ちましたか?

受講開始して半年後くらいから、北米子会社のサポートとして海外出張の機会が増えました。
現在ライセンス取得したばかりですので、合格前後で目に見える変化は少ないですが、勉強の過程で得た知識を業務に活かしていきたいと思います。

これからUSCPAを目指す方や、勉強中の方へアドバイスをお願いします。

他の教材に手を出さずに、ひたすら過去問DBを解くことで、一番効率的にそれも安い費用で合格できると思います。
範囲が広い試験ですが、毎日勉強していけば必ず合格できます。

その他、ご意見、ご感想などございましたらご自由にお書きください。

合格発表後も引き続きライセンスサポートを行っていただき、2週間でワシントン州のライセンスを取得できました。丁寧かつ迅速なサポートをしていただき感謝しております。
これからCPAとしてCPEを行っていきますので、こちらの情報提供等していただけると幸いです。
どうもありがとうございました。