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F.MさんのUSCPA合格体験記

これなら続けられる!忙しくてもこなせるカリキュラムでした。

F.Mさん

USCPAを目指したきっかけを教えてください。

司法試験合格後、法務系の仕事についていましたが、ビジネスマンとして英語、会計、監査等は必須の知識だと思っていたところ、先生の無料セミナーに参加し、会計や経済の深い知識に裏付けられた熱い講義に惹かれたのがきっかけです。これに参加していなかったら、今の自分はなかったと思います。他校と違って、忙しくても授業をこなせるカリキュラムであったので「これなら続けられる!」と思いました。
(ただ、当初は受かるか不安だが、Baticにつながったり、教養を深められれば御の字という程度の気持ちでした。)

合格までの学習期間、実際の学習時間、具体的な学習方法を教えてください。

合格までの学習時間:2年
1週間あたりの学習時間:平日1.5時間 休日8時間

授業に出て、概要や背景にある考え方を掴み、過去問動画解説をひと月で3周ほど解きました。忘れることは覚悟で何度も繰り返す(ペンキ塗りのように)ことを心がけました。動画解説はどこにいてもスキマ時間で解けるので本当にありがたかったです。これがなければ受かりませんでした。
動画解説は解説にかける時間によって重要さが分かれているように感じられ、メリハリ付けに役立ちました。

講義の良かった点を教えてください。

良かった点:佐々木先生のBaby~が頭にしみて、その前後の知識はよく覚えられていたように思います(笑)堅苦しい話が、すごく柔らかくかみ砕いて身近な例に落として説明いただいたので、私のような法学部卒の門外漢にもよく理解できました。学習中の論点を時事問題に当てはめて説明してくださることも多く、論点と実際の企業名が結びついて頭に叩き込まれました。こうなると忘れる方が難しいくらいになっていました。
歩いているときやお風呂では講義の動画をスマホで再生していました。そば屋の例はいつも面白く、監査を少し好きになれました。
改善点:特にないですが、テキストの穴埋めがもう少しあってもいいかもしれないと思いました。

学習に一番時間がかかった科目は何ですか?

BECとAUDに手間取りましたが、BECが一番大変でした。割と実生活でもなじみのある興味を惹かれる科目ですが、面白い=点が取りやすいわけではないと思い知らされ、BECと戯れてはいけない、という格言を身をもって味わいました。

試験直前時期の学習方法や、おすすめの学習方法があれば教えてください。

直前期は、範囲の広い試験ですので全体を短時間でReviewできることが重要です。そのためのまとめを作ったり、いろいろと書き込んで情報を集約したテキストを作ったりしていました。
おすすめの勉強法は、先生のおっしゃるようにアウトプットから合格に必要な知識レベルを習得し、維持することです。動画解説は本当に重宝しました。

受験手続きサポートについてのご意見をお聞かせください。

試験の仕組みを全く知らなかったのですが、さすが会計の専門校ですので、手際よく丁寧に教えていただき助かりました。他校と差別化された大きなメリットだと思います。試験勉強以外の余計なことを考えずに済みましたので本当に助かりました。会計の単位が全く無かったので全てグアム大学で取得しましたが、この時のサポートも行き届いていました。

各科目の試験の感想を教えてください。

FAR

最初に受けました。
簿記2級やBaticのSubject1を合格していたこともあり、先生の講義も理解しやすく、全体像も比較的容易につかめました。(私にとっては)難解な論点まで先生が講義でカバーし、分かり易く説明してくださったため、本当にありがたかったです。
こんな自分がCPAの科目に受かるのかと不安な状態で臨んだところ、1回で合格しました。しかし、これが後の油断につながったようにも思われ、悔やまれるところです。

REG

3科目目として受けました。
税法は会計との違いを意識して暗記すれば、早く合格水準に達せると思いました。属人的な事情かも知れませんが、法律は得意分野で、司法試験で習った日本法と同じところも多く、違いについて意識しておけば容易に解けました。1.5カ月ほどの勉強であっさり通りました。

AUD

2科目目として受けましたが、油断していて詰めが甘かった科目です。
一番受験回数が多く、4回受けました(74点→72点→72点→90点)。毎回、SIMが手ごたえ無く、特になぜかFAR系の問題に苦手意識がありました。
2回目の不合格後、佐々木先生から「Toeflを20回受けたUSCPA合格者もいる。ケチってないで、チキっていないで何度でも受けろ!」と言われて喝が入りました。
4回目受験の前は、一生受からないのではないかという恐怖から、FARの仕訳の復習やPCAOBの細かい本まで読んでしまいました。
最後は90点も(要らないのに)取れ、ケチケチせず毎回受けてよかったと思いました。

BEC

4科目目でした。
上記の通り苦労しました(72点→74点→77点)。特に2回目はこれでもかというくらいMCをやっていったのに、WCがデタラメな内容だったせいでふるい落とされたように感じました。そのため、AUDよりも出口の見えない不安に襲われました。MCができれば普通はWCができるのですが、私はあまりにもできなかったように感じたためWC恐怖症になり、最後の受験前は過去問題を一通りノートに10行前後で書きなぐって、「型」を体で覚えました。3回目の本番では動画解説の各問題の解法を殆ど暗記しているというレベルでしたので各MCを40分、WCを1時間でじっくりと解きました。
(もちろん、WCの対策は知識がないとどうしようもないので、MCをしっかりやっていることが前提になりますし、私自身実はMCの詰めが甘かったのかも知れません。)

試験後の反省点、事前にやっておいた方がよいことがあれば教えてください。

・FAR後に、試験を甘くみてしまったので、毎回初心に戻って気を引き締めることが大事だと思いました。
・BECの計算問題は日本人が優位なところですので、テキスト等の公式をまとめた資料を作っていましたが、これは役立ちました。
・個人的には受験仲間にも助けられましたので、一緒にやる人がいると良いかもしれません。
・勉強の中身ではないですが、先生がおすすめしていた「一番高い目薬」は効果がありました。こういった周辺知識まで色々と教えてもらえるのも本校の魅力です。

試験会場と現地の印象を教えてください。

御茶ノ水しか知りませんが、とてもきれいで快適です。
なお、3回目の受験後に耳栓を使えることを知り、持っていきました。備え付けのイヤーマフと併用すればほぼ完全な遮音が可能です。その他、マスクやティッシュ等は場合によって認められるようですので、必要があれば会場に確認してください。

合格後に仕事でどのように活用できましたか?
または、転職やキャリアアップにどのように役立ちましたか?

色々な業務への活かし方があるので、私の創意にもかかっていますが、まずは英文契約や財務分析に活かしたいと思います。将来的にはデューデリ等を海外案件で行う際の、海外とのコミュニケーションに大きく役立てられると考えています。

これからUSCPAを目指す方や、勉強中の方へアドバイスをお願いします。

・かなりお金も使いますが、この試験の勉強をするだけでも得られるものは大きいです。受験当時は円安時で、出費が大きかったですが、得られるものも大きかったです。
・理解が大事なのか暗記が大事なのかという議論がありますが(ものによりますが)先生も明確に「ここ暗記」とおっしゃるように暗記が目的で、理解は手段だと思います。アウトプット中心の勉強は合理的だと思います。

その他、ご意見、ご感想などございましたらご自由にお書きください。

徹底して短期合格にこだわる授業で、講師の先生方について行ってとても良かったです。私のような者でも受かることができたのは先生方や事務局の皆様のおかげです。
また、佐々木先生の自然な英語を使ったバイリンガル講義を通してコミュニケーション手段としての英語をしっかり学ぶことができたのもありがたかったです。本校で学んだ2年間はとても貴重な財産になりました。
ありがとうございました。