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ライセンスについて

試験合格がキャリアアップの第一歩

最も重要なのは「合格」することです。
合格後のキャリアに応じてライセンス取得を検討されるとよいでしょう。
就職や転職時にライセンスは不要です。日本で業務上ライセンスが必要となることもありません。
最初からライセンスにこだわって「費用」と「時間」をかける必要はありません。

USCPAのライセンスとは?

ライセンスとは登録州で米国公認会計士として独占業務を行うための免許です。
ライセンス登録をすることで、米国内で職業会計士として独立開業や監査報告書への署名が可能となります。

また、自身を米国公認会計士(USCPA)と名乗ることが可能となります。ライセンス登録をするためには、必ず実務経験が必要です。

どうやって取得するの?

USCPA試験の合格および実務経験を積むことでラインセンス申請が可能になります。

実務経験は合格前のものでも構いません。実務経験の証明は、原則上司のCPAによるサインが必要です。

ライセンス要件は州によって異なりますが多くの州で米国居住条件があります。米国にお住まいでない方は米国居住条件の無い州でライセンス登録が可能です。

日本人受験生が効率よく取得するには

学歴審査の易しい州なるべく早く合格し、実務要件の易しく、米国居住条件の無い州で登録するとよいでしょう。

具体的には、ニューヨーク州やアラスカ州で合格し、必要があればワシントン州でのライセンス申請がおすすめです。個人で開業するわけではないので、会社にライセンス費用を負担してもらうとベストです。

試験合格とライセンスの関係性

  1. 試験合格 USCPA試験に全科目合格した状態。
    履歴書に米国公認会計士試験合格と記載できます。各州から合格証明書が発行されます(例外州あり)。
    キャリアアップや就職・転職に活かしたい場合、試験合格が評価の対象なのでこの段階で十分といえます。また、USCPAの知識を活かして、会計・経理・財務といった業務に携わることができます。
  2. ライセンス(License) 試験合格後、各州の定める実務要件等を満たして取得する州ごとの開業免許のこと。米国公認会計士(USCPA)と名乗ることができます。特定の州で会計事務所開業などの独占業務を希望される場合は、その州でのライセンス登録が必要となりますが、ライセンス登録の目的が肩書の利用である場合は登録州にこだわる必要はありません。
  3. サティフィケート(Certificate) サティフィケートは州による「認証」。多くの州ではライセンス発行と同時に行われますが、グアムは実務要件を満たさない方がサティフィケートのみ取得することができます。
    この場合名刺には「USCPA Inactive(停止中)」と記載する必要があります。
ライセンス

ライセンスは必要なの?

日本で業務をする上で、ライセンスが必須なケースはほぼありません。

本来、登録州で独立開業するための免許となりますので、ほとんどの方が業務上の必要性からではなく、米国公認会計士である(英語で会計の専門知識を有する)ことの証明としてライセンス登録を希望します。

監査法人、会計事務所、コンサルティングファームなどのクライアントに会計サービスを提供する業種の方、英語で専門知識を有することを明示すべき役職(CFO、マネージャー)や部署(経理、財務、IR)の方、海外勤務の方が多くライセンス登録をされています。

また、ライセンス登録や維持には費用やCPE(継続教育)も必要ですが、会社として「USCPAの肩書」を名刺に記載してほしいという場合は、ライセンス取得や維持のための費用を負担してもらえることが多いです。試験合格後のキャリアでの必要性に応じてライセンス登録を検討するとよいでしょう。