資格・学習内容ともにUSCPAはアジアビジネスに有効
- 中村 直樹さん
- 香港在住
- 通信コースにて合格
海外での起業
まず、私が米国公認会計士の資格を得ようとした第一の目的は、社会的な信用力を持つことでした。約10年前に香港で起業した当時は、肩書きなんか関係ない、ある意味、実力がすべてと慢心していました。しかし、社会的な信用力がいかに大切か、気づかされるのに時間はかかりませんでした。
それまでは大手外資系の証券会社につとめていたので、会社の名前さえ出せば、最初から一部上場企業の部長クラスに面会を申し込むことも可能でした。いつのまにかこれが自分の実力であるように錯覚していました。
起業したての誰も知らないような会社では、思うようなキーパーソンにアポイントメントをとることができないのです。特に金融ビジネスでは社会的な信用力というのは大きな要因であることにあらためて気づかされました。今になって冷静に考えてみれば当然な話ですが、社会的な信用を確立するのがいかに大切で、時間のかかることであるか身にしみてわかりました。
米国公認会計士を選んだ理由
そんな時、目にしたのが米国公認会計士の資格でした。一時は日本の公認会計士や税理士の資格を得ることも考えましたが、合格までに費やす時間、資格を取得した後の利用価値、海外での通用性などを考慮すると米国公認会計士の資格は魅力的でした。共通一次試験の経験者で、英語を母国語としない私にとっては出題問題の約7割が4択問題あるというのは非常に取り組みやすい要因でした。
また、科目ごとに75点以上が合格で、たとえ不合格であっても分野ごとの点数がわかり、次回への対策がたてられるというのも、落とすことを目的とした日本の試験制度に慣れ親しんでいた私には非常に新鮮でした。
資格試験という枠を超えて
なんといってもビジネス界における世界の共通言語は英語です。また、会計、経済に関するディファクトリースタンダードは米国です。いまでこそ、国際会計基準という言葉が一般的に使われていますが、その中核は米国のシステムです。資格試験という枠を越えて、グローバルスタンダードである、経済、ビジネスロー、会計といった分野を英語で学べたというのは私の人生人おいても非常に有意義な時間だったと思います。
さらなるアジアビジネスの飛躍に向けて
米国公認会計士協会(AICPA)は他国の公認会計士協会と提携しており、比較的簡単な審査で他国の公認会計士協会のメンバーになる道も開けています。今後は香港やシンガポールの公認会計士協会のメンバーとなり、より広範囲にアジアビジネスを手がけられるようになりたいと思っています。
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